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和歌山市の障害者福祉施設で避難訓練(写真付)

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和歌山市の障害者福祉施設で、きょう(16日)南海トラフの巨大地震を想定した避難訓練が行われました。

中之島交差点を渡る入所者(※訓練・11月16日・和歌山市中之島)

中之島交差点を渡る入所者(※訓練・11月16日・和歌山市中之島)

午前10時半すぎ、南海トラフの巨大地震が発生し和歌山市に津波警報が出されたという想定で、和歌山市中之島(なかのしま)の障害者福祉施設「ワークショップ フラット」の入所者ら19人が、およそ700m離れた和歌山市立中之島(なかのしま)小学校へ徒歩で避難しました。

視覚障害者を誘導する職員

視覚障害者を誘導する職員

入所者らは職員の誘導で一列に並んで歩き、途中、交通量の多い道や、水たまり、段差などがありましたが、職員らがその都度車いすを持ち上げたり、身体に手を添えて声をかけたりしながら、およそ20分で全員が無事に到着し、和歌山市の障害者支援課や入所者の家族らに携帯電話で無事を報告しました。

福田さんの講演のようす(11月16日・中之島小学校)

福田さんの講演のようす(11月16日・中之島小学校)

また、きょうは講演も行われ、ことし8月に熊本地震で被災した共同作業所でボランティア活動を行った、和歌山市の「つむぎ共同作業所」の福田有希(ふくだ・ゆうき)さんが「地震から10日後、東京の証券会社から熊本の作業所にパウンドケーキの大量注文があり、落ち込んでいた入所者が団結してケーキ作りに励み仕事への感謝を共有していた」と報告しました。

施設長の山本功さん

施設長の山本功さん

ワークショップフラットの山本功(やまもと・いさお)施設長は「健常者・障害者を問わず大変な状況の災害時で最も大切なことは自助の精神です。我々障害者も自分たちで生き抜いて、人の支えになりたい」と話しています。


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