紀の川市にキャンパスがある近畿大学生物理工学部が毎年開いている公開講座「BOST SCIENCE CAFE(ボスト・サイエンスカフェ)」の来場者数がきょう(28日)3万人を突破しました。
この公開講座は、市民に広く生物理工学部の学びを体験してもらおうと1999年から毎年、県内外で開かれているものです。
きょう午後1時半から紀の川市西三谷(にしみたに)にある生物理工学部のアリーナで開かれた公開講座にはおよそ350人が参加し、通算207回目となったきょう来場者数が3万人を突破しました。これを記念して、公開講座の冒頭、セレモニーが行われ、3万人目の来場者となった和歌山市の高校3年生の女子生徒と、近畿大学生物理工学部の松本和也(まつもと・かずや)学部長がクスダマを割って祝いました。
公開講座では、普段、生物理工学部で教鞭をとっている准教授と講師が、微生物や皮膚をテーマに講演しました。紀美野町から夫婦で参加した60代の男性は「公開講座は毎年楽しみにしています。発酵食品といえば納豆や醤油を思い浮かべますがチョコレートもその一つと聞いて驚きました」と感想を話していました。
生物理工学部ではこの日、今年度(2016年度)2回目のオープンキャンパスも開かれ、受験生や親子連れらが実験室や模擬講義を訪れて大学の研究に触れていました。