1泊2日の合宿で、昼と夜の生き物の行動のちがいを観察する「夜の水族館をのぞいてみよう」がきょう(18日)から海南市の県立自然博物館で始まりました。
これは、毎年、夏休みに開かれているもので、10年以上続くイベントとなっています。
今回のイベントには、小学3年生から中学3年生までの21人が参加しました。
子どもたちは、学芸員から1日の流れなどについて説明を受けた後、普段入ることのできない水族館のバックヤードを案内してもらいました。

バックヤードを探検
魚のエサなどを保管するマイナス20度の大きな冷凍庫に入った子どもたちは、歓声を上げて喜んでいました。
子どもたちはこのあと、「大水槽のエサやり」や水族館にいる魚や生き物に関する61問のクイズに挑戦し、夜は子どもたちだけで水族館を探検して回る「夜の探検隊」などに参加します。

学芸員の説明に子どもたちも興味津々
県立自然博物館の学芸員、楫善継(かじ・よしつぐ)さんは、今回のイベントの目的について、「夏休みなので、水族館の電気が消えたあとに、夜にだけ動く生き物を観察するなど、普段できない体験を博物館でしてもらいたいです。学校ではできない友達をつくって楽しんで帰ってもらえたらいいなと思っています」と話していました。
参加者の中には、県外から参加している子供も数人いて、大阪府・阪南市から参加した中学1年生の熊谷航(くまがい・わたる)さんは、「イベントに参加したきっかけは、おもしろそうだったからです。魚と虫が好きで、特に好きな魚は、タツノオトシゴです」と話していました。
また、友達と一緒に参加しいていた海南市の小学5年生、河口樹花(かわぐち・じゅか)さんと、川乗楓菜(かわのり・かな)さんは、「勉強にもなるし、親にも勧められたので参加しました。好きな魚は、熱帯魚と亀です。イベントで1番楽しみにしていることは、魚のえさやり体験です」と話していました。
1泊した子供たちは、あす水槽の掃除などを行います。