全日本空輸株式会社の職員がきょう(2日)、和歌山市の日本赤十字社和歌山医療センターを訪れ、入院患者にすずらんを贈りました。
これは、全日空の客室乗務員やグループ会社の職員が全国47の病院や施設を訪問して花言葉が「しあわせ」のすずらんの花やしおりを届けているもので、和歌山県では1969年から毎年行われています。
ことし(2016年)のしおりは、表に全日空の職員がデザインした絵が印刷され、裏には職員が手書きしたメッセージが添えられているほか、すずらんの花の香りが楽しめる仕組みが施されています。
きょうは関西国際空港に勤務する全日空の客室乗務員やグループ会社の職員あわせて5人が日赤和歌山医療センターを訪れ、すずらんのしおり650枚ときのう(1日)北海道千歳市から届いたばかりのすずらんの鉢植え14鉢を入院患者や病院に寄贈しました。
客室乗務員の西村加奈子(にしむら・かなこ)さんは「皆さんの笑顔からこちらが元気をもらいました。しあわせを運ぶすずらんが皆さんの心の励みになれば」と話していました。
しおりを手渡された、園芸好きという入院患者の稲垣惠子(いながき・けいこ)さん73歳は「すずらんって甘くて良い香りですね。私たちのためにきて頂き嬉しいです」と笑顔で話していました。