和歌山県内の自主防災組織などで構成する、県・自主防災組織情報連絡会は、ことし(2016年)から毎年6月1日を「自主防災組織の活動の日」に設定していて、6月1日のきょう、県内数か所で活動が行われました。
連絡会は、県内各地の自治会などによる自主防災組織の活動の気運を高めようと、毎年6月1日を「自主防災組織の活動の日」に設定し、この日の前後1週間を中心に防災学習や防災訓練を行い、活動の促進をはかることにしています。
活動の日のきょう(6月1日)は、高野町(こうやちょう)や上富田町(かみとんだちょう)の自主防災組織を対象に、自治体の職員を講師に防災学習が行われ、このうち上富田町では、熊本地震の被災地支援に派遣された和歌山県の職員が講演し、現地の様子などを報告しながら地域の危険や防災対策などを説明しました。
なお、和歌山市ではあさって(3日)和歌山市生活学校連絡協議会で、今月(6月)5日には秋月(あきづき)自治会と城北(じょうほく)第19区自治会で講座が開かれるほか、集中活動期間の先月(5月)26日から今月8日にかけて、県内16の市と町の39団体で訓練や講座が行われる予定です。
県・防災企画課によりますと、去年(2015年)6月現在、県内の自主防災組織は1563組織、組織率は84・5%で、およそ35万8千世帯が加盟しています。