東海地方を中心にスーパーマーケットを展開している愛知県のユニー株式会社と、三重県でリサイクル商品を販売しているエコランド有限会社は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」の保全のため、羽毛布団のリサイクルによる収益金100万円を、きょう(9日)和歌山県世界遺産協議会に寄付しました。
これは、専門誌で、ユニーグループホールディングスの百瀬則子(ももせ・のりこ)執行役員と和歌山県の山西毅治(やまにし・たけはる)観光局長が熊野古道の道普請(みちぶしん)について対談したことがきっかけとなって、社会貢献活動の一環として、ユニーとエコランドが羽毛布団の下取りリサイクル事業を開始し、利用客からの寄付と収益金あわせて100万円を県・世界遺産協議会に寄付したものです。
きょう午前、県庁の副知事室にユニーの百瀬執行役員と、エコランド有限会社の黒田健(くろだ・たけし)取締役社長が訪れ、下宏(しも・ひろし)副知事に寄付金100万円の目録を手渡し、下副知事から2人に保田紙(やすだがみ)の感謝状が贈られました。
ユニーの百瀬執行役員は「世界遺産の保全活動に参加するのは初めてです。今後も羽毛布団リサイクルの輪を広げ、親子らを招待しての道普請活動に取り組みたい」と話しています。