和歌山県内の農林水産業に従事しながら地域振興の担い手や各産業の指導者としても活躍する、和歌山県農業士、林業技能士、漁業士に、今年度(2015年度)あらたにあわせて82人が認定され、きょう(9日)午後、和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で認定式が開かれました。
和歌山県農業士は1976年(昭和51年)から、漁業士は1986年(昭和61年)から、そして今年度、グリーンワーカーから名称を変更した林業技能士は1981年(昭和56年)から、それぞれ和歌山県知事が認定した制度で、農林水産業の活性化と指導のほか、地域振興の担い手として活躍する農業、林業、漁業の従事者に称号を与えています。
今年度は農業士74人、林業技能士4人、漁業士4人のあわせて82人が認定され、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から認定証が交付されました。
仁坂知事は「今後、TPPの導入などで正念場を迎えると思うが、県では農業大学校を総合研究機関としてリニューアルする計画を建てていて、皆さんの知恵を役立てたい」とあいさつしました。
続いて認定者を代表し、指導農業士に認定された田辺市の谷本喜久(たにもと・よしひさ)さんが「地域の農林水産業と農村漁村の活性化に、より一層努力します」と決意を述べました。
またきょうは、65歳の定年を迎えた指導農業士と指導漁業士、それに、30年以上従事している林業技能士あわせて36人に、仁坂知事から感謝状が贈られました。