和歌山県教委は、友人の教諭免許を偽造して特別支援学校用の教諭免許を取得していたとして5日付で、有田市の54歳の中学校女性養護教諭を停職1か月の懲戒処分にしました。
県教育委員会によりますと、有田市立保田中学校に勤務する54歳の養護教諭は、1982年に保健室で勤務する養護教諭の資格を取り、その年に和歌山県内の学校で働き始めましたが、2006年に、持っていた大学時代の中学校教諭免許を偽造して、特別支援学校用の教諭免許を取得する際、その免許を提出したということです。
県教育委員会が去年12月、免許の更新で提出された中学校の教諭免許を確認したところ、偽造したものだったことがわかったということです。
県教育委員会は、この女性養護教諭を停職1か月の懲戒処分にし、女性養護教諭はきょう付で依願退職しました。
県教育委員会によりますとこの女性養護教諭は「お守りとして免許が欲しかった」と話していて、これまでに不正に取得した特別支援学校用の免許を利用して勤務した実績はないということです。