和歌山市役所にきょう(19日)、オランダ人とリトアニア人のカップルが婚姻届を出しました。
関係者によりますと、外国人カップルが和歌山市役所に婚姻届を出すのは珍しいということです。
婚姻届を出したのは、夫でオランダ人のジェラ・ファン・デ・カステルさん31歳と、リトアニア人の妻、インガ・マリノスケイタさん34歳です。
カステルさんとマリノスケイタさんは、去年10月に婚約し、おととい来日し、和歌山大学で研究を行っています。
2人は来日に合わせて、結婚の記念に珍しい体験をしようと日本で婚姻届を出すことに決め、去年11月から和歌山大学経済学部の簗田優(やなだ・すぐる)准教授や和歌山県観光交流課の大江佑輝(おおえ・ゆうき)さんの協力を得て提出書類の準備などを行ってきました。
きょうは通常の婚姻届のほか、婚姻に障害がないという証明の書類をそれぞれの出身国から取り寄せ、提出しました。
無事、書類を出し終えた2人はそれぞれ「たくさんの和歌山の人のおかげで婚姻届を出すことができてうれしいです」「書類を出すのは大変ですが、夫がインターネットで調べてくれて、結果的に出せて感謝しています」と話していました。
2人は来月2日まで和歌山に滞在し、リトアニアの首都・ヴィリニュスで新婚生活をスタートさせるということです。