安全保障法制の廃止に向けて取り組んでいる市民団体がきょう(12/24)記者会見し、来年夏の参議院議員選挙の和歌山県選挙区で野党による統一候補の擁立を目指して働きかけていく方針を明らかにしました。

記者会見する豊田弁護士ら(中央)(和歌山市・県庁県政記者室で)
野党統一候補擁立への動きを始めたのは、「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」や、「安保関連法に反対するママの会@わかやま」などでつくる仮称・安保法制の廃止を求める和歌山の会です。
きょう午後、関係者が県庁で記者会見し、先の国会で成立した安全保障関連法の廃止や、集団的自衛権の行使を容認した閣議決定の撤回などに取り組んでくれる人を来年夏の参議院選挙和歌山県選挙区で野党の統一候補として擁立できるよう今後、民主、維新、共産、社民などの主な野党に働きかけていくことを明らかにしました。
民主党と共産党は、和歌山県選挙区でそれぞれ独自候補の擁立を表明していて、記者会見した豊田泰史(とよだ・やすふみ)弁護士は、「いずれかの候補予定者、もしくは第三の統一候補を模索し、少しでも自民党に勝てる候補者を擁立できるよう野党だけでなく、さまざまな団体に働きかけていきたい」と話しました。
会では、今後、年内に県内の野党を回り、統一候補擁立に向けた合同会議の設置などを求めることにしています。
来年夏の参議院議員選挙を巡っては、熊本県選挙区で、民主、共産、維新、社民の野党が、統一候補の擁立を決め、きのう(12/23)発表しています。