生マグロの水揚げ量日本一の那智勝浦町・勝浦漁港で、きのう(13日)夕方、オンライン生マグロツアーが開催されました。
これは、ビデオ会議アプリを使ったツアーで、新型コロナウイルスの影響で、観光客が激減する中、町の魅力を知ってもらおうと、那智勝浦観光機構と東京の観光業者が企画したところ、すぐに定員の達したということです。
あらかじめマグロのブロックを受け取り、自宅などから参加した30人に、マグロの解体映像が配信されました。続いて、仲買人で料理人の片原桜子(かたはら・さくらこ)さん37歳が、パソコンの画面に並んだ参加者に刺身のおいしい切り方を伝授しました。夕飯どきの開催とあって、炊きたてのご飯を用意してツアーに臨んだ参加者もあり、マグロと一緒に届けられた地元産のしょうゆと塩で、味の変化を楽しみました。
観光機構の村井弘和(むらい・ひろかず)事務局長48歳は「今度は、オフラインで生の那智勝浦を味わってほしい」と話しました。ツアーは、来月(7月)5日に、2回めの開催が決まっています。