和歌山市雑賀崎地区の古民家を改修した地域交流施設が誕生し、きょう(13日)、オープニングセレモニーが行われました。
きょう午前10時からセレモニーが行われ、和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長らがテープカットしてオープンを祝いました。
古民家は、所有者の小川博嗣(おがわ・ひろつぐ)さんから和歌山市に寄付されたもので、公募で決定した和歌山市のリアール建築事務所が、地域交流や観光の拠点となる施設に改修し、運営も行います。和歌山市は、雑賀崎の街並みが、イタリアの景勝地・アマルフィに似ているとしてPRしていて、施設は、イタリアで、幸せを運ぶと言われる「青い猫」を意味する「Gatto blu(ガット・ブル)」と名付けられました。
アマルフィをイメージした路地や中庭が整備され、入口の外壁には、雑賀崎小学校の児童が大きな魚の絵を描きました。また、施設には、昔の雑賀崎の風景や漁業の様子を写真などで紹介する資料館や、カフェ、観光客と地元住民が交流できるスペース、イタリアに来たような気分を味わえる撮影スポットなどもあります。
尾花市長は「非日常の体験ができ、皆さんの想い出になる施設になってほしい」と期待を寄せ、山平篤(やまひら・あつし)オーナーは「雑賀崎の魅力を多くの人に知ってもらえるよう、盛り上げていきたい」と意気込みを語りました。
「Gatto blu」の営業時間は、午前10時から午後5時までで、水曜日が定休日です。今後は、宿泊サービスも開始する予定だということです。