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南紀熊野ジオパークが「再認定」

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きょう(18日)東京都内で開かれた日本ジオパーク委員会で、4年に1度の再認定審査が行われ、南紀熊野(なんきくまの)ジオパークを含む全国4カ所が再認定されました。

日本ジオパーク委員会では、登録された地区について4年ごとに再認定審査を行っていて、構成する地形や生態系などがしっかり保存され、学術研究がなされているかや、教育活動やガイドの養成などが行われているかといった多様な項目に照らして持続可能性を審査し、整っていない所は、条件付きで再認定されたり、最も厳しい場合は認定を取り消されることもあります。

今回の再認定審査は全国6カ所が対象となり、このうち南紀熊野ジオパークは「ガイドや自治体などが協力して自然や文化などの価値を伝え、地域の経済活動を活性化する持続可能な観光の土台ができはじめている」と高く評価され、再認定が決まりました。

このほか、秋田県の八峰白神(はっぽうしらかみ)ジオパークや、鹿児島・宮崎両県の霧島(きりしま)ジオパーク、新潟・長野両県の苗場山麓(なえばさんろく)ジオパークも再認定された一方、富山県の立山黒部(たてやまくろべ)ジオパークと、熊本県の天草(あまくさ)ジオパークは、表示やエリア全体としての発信が不十分などとして、条件付き再認定となりました。

今回、認定取り消しはありませんでしたが、前回の再認定審査では、茨城県北(いばらきけんぽく)ジオパークが「持続可能な運営体制が構築されていない」として、認定を取り消されています。

南紀熊野ジオパーク推進協議会は「2014年の登録後最初の4年間としては高く評価されたと思っているが、このままの状態で満足せず、これまでの取り組みを持続させながら、さらに地域のクオリティを高めて、世界中からの誘客を図りたい」と気を引き締めました。


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