和歌山大学は、3月末で任期満了を迎える4人の学部長のうち、経済と観光について、それぞれの学部内で選挙が行われ、次の学部長候補者を選出したと発表しました。教育とシステム工学については、後日、選挙が行われ、次期学部長候補者が選出される予定です。
このうち、次の経済学部長の候補者は、今月10日に行われた選挙で、マグレビ・ナビル教授55歳に決まりました。

次期経済学部長候補者に決まったナビル教授
ナビル教授は、チュニジア共和国出身で、チュニジアにあるチュニス大学を経て大阪大学大学院で経済学の博士号を取得し、1996年、和歌山大学経済学部講師に就任しました。その後、助教授を経て、2008年から和歌山大学経済学部の教授を務めていて、経済学科長を歴任しました。ナビル教授の専門は、国際金融市場やイスラム金融・リスク分析です。
一方、観光学部の次の学部長候補者は、きのう(1/17)選挙が行われ、尾久土正己(おきゅうど・まさみ)教授57歳が新たに選ばれました。

次の観光学部長候補者に決まった尾久土教授
岡山県出身の尾久土教授は、1983年に大阪教育大学を卒業後、兵庫県の高校教諭や紀美野町のみさと天文台の台長などを経て佐賀大学大学院で学術の博士号を取得しました。2003年に和歌山大学学生自主創造科学センターの教授、2008年には、観光学部の教授となり、副学部長などを歴任しました。尾久土教授の専門は、宇宙観光や観光情報です。
2人の任期はいずれも今年4月1日から2年間です。
和歌山大学では、教育学部長の選挙が今(1)月31日に、システム工学部の選挙が来(2)月14日にそれぞれ予定されています。