和歌山市内の中学生が、小学生に税について教える「租税教室」がきょう(21日)から始まりました。
これは和歌山税務署が、毎年11月の「税を考える週間」の一環として、小・中学生に税金の仕組みや役割を学んでもらおうと、3年前の2012年から行っているものです。
きょう昼前、和歌山市立雄湊(おのみなと)小学校で開かれた租税教室では、雄湊小学校の卒業生で伏虎(ふっこ)中学校2年の笹本哲平(ささもと・てっぺい)くんと本田仁世(ほんだ・じんせい)くんのペアと、佐藤空(さとう・そら)くんと池田凌雅(いけだ・りょうが)くんのペアが、6年1組と2組の教室に二手に分かれて、児童らに、日本の税金の種類や、世界の消費税との比較などをクイズ形式でわかりやすく解説しました。
続いて、教材のDVDを見せながら、税金がもし無くなってしまったらどうなるか、また消防や学校、警察など公共のサービスがすべて税金でまかなわれていることなどを説明しました。
また、1億円の模擬紙幣を持ち上げる体験も行われ、重さがおよそ12キロある模擬紙幣の入ったジュラルミンケースを持った児童らは「重たい」と声を上げ、驚いた表情を見せていました。
租税教室は今月から来月(11月)上旬にかけて、和歌山市内の小学校5校で開かれる予定です。