Quantcast
Channel: WBS和歌山放送ニュース
Viewing all 17875 articles
Browse latest View live

県庁食堂が「きいちゃん食堂」として再オープン(写真付)

$
0
0

おととし(2015年)の3月末から営業を休止していた、和歌山県庁北別館1階の県庁食堂が、今月(6月)12日「きいちゃん食堂」としてリニューアルし、およそ2年2か月ぶりに営業を再開することになりました。

店頭で握手するきいちゃん(6月9日・和歌山県庁北別館「きいちゃん食堂」)

県庁食堂は、1966年(昭和41年)の開業以来、職員や県民らに親しまれてきましたが、おととしの3月末に、採算が取れないとして開業当初から委託を受けていた業者が撤退し、その後も後任の業者選定が難航していました。

オリジナルののれんがかかる入り口

そこで県では、机とイスを新調し、業者の参入条件を緩和した結果、和歌山市内で「ぶらくりキッチン」を経営する株式会社フーズファイルが新しい業者に決まり、県のマスコット・きいちゃんをイメージした「きいちゃん食堂」として、およそ2年2か月ぶりに営業を再開することになったものです。

タチウオの天ぷら定食

「きいちゃん食堂」では、有田(ありだ)のタチウオを使った「天ぷら定食」や紀州うめどりの「チキン南蛮」など、県産品を使った定食のほか、うどんやカレーなどを提供するほか、弁当の販売も行っています。

きのう(8日)ときょう(9日)は、一足早くお披露目を兼ねたプレオープンの営業が行われ、きいちゃんが利用客を出迎えました。

日替わり定食を受け取る利用者

県庁の近くに住む和歌山市の夫婦は「以前も県庁食堂を利用していました。営業再開はとても嬉しいです」と話していました。

きいちゃん食堂は、今月12日、正式にオープンし、平日の午前11時から午後2時まで営業します。


紀の川市で6年ぶりの「ほたるサミット」(写真付)

$
0
0

「日本一のほたるの里」をめざす全国6市町のトップが一堂に会し、ほたるの保護を通して環境保全を考える「ほたるサミット」がきょう(9日)紀の川市で開かれました。

1989年に始まったこのサミットは、紀の川市のほか、岡山県真庭市(まにわし)、山口県下関市(しものせきし)、福岡県北九州市、滋賀県米原市(まいばらし)、それに、愛知県阿久比町(あぐいちょう)で毎年持ち回りで開催されていて、旧貴志川町を含め紀の川市で開かれるのは6年ぶり4回目です。

きょう午前10時前から紀の川市粉河(こかわ)の粉河ふるさとセンターで開会式が開かれ、6つの市町のトップや担当部署の関係者らあわせておよそ800人が参加しました。この中で、主催者を代表して紀の川市の中村愼司(なかむら・しんじ)市長が「お互いの市町が、住みよく発展していけるよう有意義なサミットにしましょう」と挨拶しました。

挨拶する中村市長

このあと行われたフォーラムでは、それぞれの市町の代表者が市町の魅力やほたるの観賞名所、地域の環境保全の取り組みを紹介したほか、パネルディスカッションで意見交換を行いました。

ロビーには、各市町のPRコーナーも

紀の川市商工観光課によりますと、紀の川市では、ボランティアの清掃活動などの甲斐あってほたるが飛ぶエリアが年々拡大し、正確な数は分からないものの、その数も少しずつ増えてきているということです。紀の川市では今月(6月)初旬から下旬にかけて、紀の川市・井ノ口(いのくち)の貴志川沿いや鞆渕(ともぶち)地区の真国川(まくにがわ)沿いなどを中心にゲンジボタルやヘイケボタルが観賞できるということです。

塗師が高校生に「根来塗」を直接指導(写真付)

$
0
0

和歌山県の郷土伝統工芸品「根来塗(ねごろぬり)」の塗師(ぬし)が、きょう(9日)岩出市の高校で出前授業を開き、高校生が「根来塗」の制作に挑戦しました。

生徒にアドバイスする池ノ上曙山さん(左)

根来塗は、室町時代に岩出市の根来寺で制作されていた漆器で、1585年の豊臣秀吉による「紀州征伐」以降、生産が絶たれていました。およそ400年後の2000年に、「根来寺根来塗」の塗師で、県内唯一の伝承者の池ノ上曙山(いけのうえ・しょざん)さん57歳らが、史料をもとに根来塗の技法を復興し、2007年に和歌山県の「郷土伝統工芸品」に指定されました。近年は小学校などでも出前授業を行っていますが、きょうははじめて、実際に漆を用いた授業が行われました。

きょう午前11時ごろから岩出市高塚(たかつか)の県立那賀高校の美術室で行われた授業には、3年生18人が参加し、はじめに、池ノ上さんらが根来塗の歴史や特徴を紹介しました。

続いて、漆塗りの体験が行われ、生徒は池ノ上さんの指導の下、漆がついて肌がかぶれないようビニール手袋やエプロンをつけて慎重に作業にとりかかりました。きょうは、けやきの木でできた小皿の表面に紙で軽く傷をつけて漆を染み込みやすくしたあと、布に漆をつけて小皿の表と裏を丁寧に塗り、さいごに木目に沿って塗り付けて仕上げていきました。

3年生の酒井涼帆(さかい・すずほ)さん17歳は「塗る量を調整するのが難しかったです。歴史に触れる体験ができて良かったです」と話していました。また、池ノ上さんは「子どもたちが面白がってくれて楽しく教えることができました。後継者の育成も課題だが、まずは地元の人に根来塗という文化を誇りに思ってほしい」と話していました。

那賀高校の総合学習の一環で行われたこの授業はことし5回にわたって行われ、今後は本来の工程を簡略化した形で、きょう塗った下地にさらに土や漆を重ねて仕上げるということです。

春季近畿地区高校軟式野球大会準決勝

$
0
0

和歌山市の県営紀三井寺公園野球場で行われている春の近畿地区高校軟式野球大会は、きょう(10日)準決勝2試合が行われ、兵庫の報徳学園と京都の東山(ひがしやま)がそれぞれ勝って、あす(11日)の決勝に進出しました。

第1試合の京都の立命館と報徳学園の対戦は、3対0で兵庫県1位校の報徳学園が勝ちました。また第2試合の京都の東山と滋賀の比叡山の対戦は、2対1で京都府1位校の東山が勝ちました。

あす(11日)の決勝戦は午前10時から行われます。

下津の「びわ」出荷の最盛期を迎え臨時直売所も開設

$
0
0

海南市下津町の仁義(にんぎ)地区では、特産の「びわ」の出荷が最盛期を迎えています。地区の集荷場の横にはきょう(10日)から直売所も設けられ、初夏の味を楽しもうとびわを買い求める人が次々と訪れていました。

和歌山県によりますと、初夏の風物詩であるびわは古くから日本で親しまれてきた果実で、和歌山県は全国有数の生産量を誇ります。中でも海南市下津町の仁義(にんぎ)地区は水はけの良い傾斜地で育てられたびわはおいしいと市場で高い評価を得ているということです。去年は冬場に雪が降ったことや低温で壊滅的な打撃を受けましたが、今年は順調に生育し、平年並みの収穫量が見込まれるということです。収穫されたびわは京阪神を中心に関東や東北などの市場にも出荷されます。仁義集荷場横のびわ直売所は、きょう(10日)から今月20日ごろまで開設されるほか、海南市重根(しこね)のJAながみねファーマーズマーケットとれたて広場でも販売しています。

新しい和歌山市駅7月15日供用開始。改札1階に(写真付)

$
0
0

南海和歌山市駅で進められている再開発のうち、新しい駅施設が、来月(7月)15日に開業します。現在2階にある改札口は1階に移り、駅前広場からそのまま駅構内に入れるほか、和歌山市駅と和歌山駅を結ぶ紀勢本線でIC乗車券やIC定期券が使えるようになります。

新しい駅施設は平屋建てで、オープンカウンターがある係員窓口や券売機のほか、トイレやコンビニエンスストアが設けられます。また改札の外にATM=現金自動預け払い機やコインロッカー、自動販売機が設置されます。

改札口が1階に移ることで、紀勢本線の2番線、加太線の3番線、難波方面の特急が発着する4番線へは階段などを上り下りすることなく利用できます。これ以外のホームには、駅構内から跨線橋で移動します。なお、南海とJRの改札口と券売機はそれぞれ分けられ、駅構内に南海とJRの連絡改札口が設けられます。

あわせてこの日から、JR西日本のICカードICOCA(イコカ)が紀勢本線の和歌山と紀和(きわ)、それに和歌山市の3つの駅でサービスを始め、和歌山市駅を接続駅とするIC連絡定期券も発売されます。

南海電鉄によりますと、今回の駅施設の供用開始で第1期工事は完了します。今後、駅ビルなどを解体し、ホテル棟や商業棟、和歌山市民図書館などが入る公共施設棟、それに駐車場棟を建設することにしていて、2020年(平成32年)3月の完成を予定しています。

ところで、新しい駅施設開業に伴い、1975年(昭和50年)から親しまれてきた「南海そば和歌山店」は今月6月末で閉店します。JR和歌山駅ホームにあった立ち食いそば店もすでに撤退していて、県内の「駅そば」が姿を消すことになります。

「自由党和歌山県連」結成大会、小沢代表も来県

$
0
0

「自由党和歌山県総支部連合会」の結成大会がきょう(10日)和歌山市で開かれ、自由党の小沢一郎(おざわ・いちろう)共同代表も来県しました。

きょう正午から、和歌山市屋形町(やかたまち)のルミエール華月殿で開かれた自由党和歌山県連の結成大会には関係者らおよそ60人が参加し、県連の代表に和歌山市の会社員、内海洋一(うつみ・よういち)さんが、幹事長に岩出市の会社員、神領美紀(しんりょう・みき)さんがそれぞれ就任しました。

このあと、自由党の小沢一郎共同代表が「国民のための政治の実現を~自由で公正な社会をめざして~」と題して講演し、およそ270人が聞き入っていました。

和歌山公園動物園でシカとマーラの赤ちゃん公開(写真付)

$
0
0

和歌山市の和歌山公園動物園で、先月(5月)ニホンジカとマーラの赤ちゃんが相次いで誕生し、きょう(10日)は、マーラの赤ちゃんがはじめてお披露目されました。

マーラの赤ちゃん(手前)

きょう公開されたのは、ことし(2017年)3月に新たに動物園に仲間入りした「マカロン」が先月19日に出産したマーラの赤ちゃんで、カラスやトンビにさらわれないよう、園舎の室内で母親の「マカロン」とともに過ごしています。ことし12月ごろには成熟し、園舎の屋外に出される予定です。

家族で訪れた子どもたちは赤ちゃんマーラを指さしながら「小さくてかわいい」と話していました。

一方、先月30日に誕生したニホンジカの赤ちゃんはすでに公開されていて、園舎の木陰で仲間に毛づくろいをされながら気持ちよさそうな表情を見せていました。

ニホンジカの赤ちゃん(右)

マーラとニホンジカの赤ちゃんの名前は、ことしの夏に行われる飼育員体験に参加した子どもたちと一緒に考えるということで、動物園の担当者は、「すくすく育ってほしい。訪れた人は、驚かせたりせず静かに見守ってあげてほしい」と話していました。


和歌山南ロータリークラブが和歌浦湾に稚魚放流(写真付)

$
0
0

和歌山南ロータリークラブのメンバーがきょう(10日)和歌山市の和歌浦湾に魚の稚魚を放流しました。

(梅雨の晴れ間のもと参加者が一斉に稚魚を放流・和歌浦湾で)

和歌山南ロータリークラブでは、環境月間にちなんで環境美化を目的とした社会奉仕の一環で稚魚を放流することにしたものです。きょう(10日)は和歌山南ロータリークラブの会員やその家族らおよそ60人が和歌山市新和歌浦の海岸で、ガシラの稚魚およそ1200匹を海に放流しました。参加者の中には初めての放流に驚いた様子の子どももいて、海に向かって元気よくバケツに入った魚の稚魚を放っていました。和歌山南ロータリークラブではこのほかにも清掃活動や青少年育成活動など多くの社会奉仕活動に取り組んでいます。

(稚魚放流に参加した和歌山南ロータリークラブのメンバーら)

海南市の小学校でサポウイルスによる集団感染

$
0
0

海南市の海南市立巽(たつみ)小学校の児童や職員45人が、おう吐や下痢の症状を訴えていることがわかり、和歌山県はサポウイルスによる集団感染とみて調べています。

県健康推進課によりますと、今月7日、海南市内の医療機関から複数の児童がおう吐や下痢の症状を訴えていると海南保健所に連絡がありました。調べたところ、今月5日からきのう(9日)までに児童44人、職員1人が症状を訴え、県環境衛生研究センターで調べたところ、児童の便からサポウイルスが検出されたことから、このウイルスによる集団感染と判断しました。児童らの症状は快方に向かっているということで、県では施設の消毒を行ったり、指導を徹底することにしています。

県によりますとサポウイルスは1年を通して発生し、食べ物などを通して感染します。吐き気やおう吐、下痢、発熱などを発症し、通常はこれら症状が1~2日続いたあと、治るということです。県では、予防には丁寧な手洗いをするとともに、嘔吐や下痢などの症状がある時は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

トビウオジャパンが和歌山県大会に出場(写真付)

$
0
0

和歌山市の秋葉山公園県民水泳場で、きょう(10日)とあす(11日)の2日間開かれている「第71回和歌山県選手権水泳競技大会」にオリンピックのメダリストらも出場しています。

男子200メートル自由形決勝に臨む萩野選手(左)と瀬戸選手

この大会は、来月(7月)ハンガリーのブダペストで開かれる世界選手権に向けた日本代表の調整試合とリレー代表の最終選考も兼ねて行われるとあってきょうはおよそ800人の水泳ファンが応援に詰めかけました。

200メートル男子自由形の決勝レースでは、リオデジャネイロオリンピックで400メートル個人メドレーの金メダルなどあわせて3つのメダルを獲得した日本記録保持者の萩野公介(はぎの・こうすけ)選手や、同じく銅メダルを獲得した瀬戸大也(せと・だいや)選手、それに、リオオリンピックの男子800メートルリレーで52年ぶりのメダル獲得に貢献した江原騎士(えはら・ないと)選手らが熱いレースを繰り広げました。

世界選手権の男子リレー代表に選ばれた萩野選手はレースを終えて「あすも和歌山で良い弾みをつけて世界選手権に出発したい」と話していました。

観客席からレースを見守った、バタフライの練習を頑張っているという海南市の入口奏多(いりぐち・かなた)くん8歳は「みんな速くてかっこよかったです。僕も追いつけるように頑張りたい」と話していました。

この大会は、紀の国わかやま国体での運営や競技環境が評価されて、リオオリンピックに向けたトビウオジャパンの事前合宿に続いての有力選手の参加となり、県水泳連盟・広報委員会の山本芳一(やまもと・よしかず)委員長は「オリンピック選手と一緒に泳ぐことで地元選手の刺激になっていると思う。トップ選手が来ることで会場に足を運ぶきっかけになれば」と話していました。

乗用車がミニバイクと接触、男性が意識不明の重体

$
0
0

きのう(10日)昼すぎ、海南市の国道で、乗用車がミニバイクと接触、ミニバイクが転倒し、運転していた男性が頭などを強く打ち、意識不明の重体です。

きのう午後0時半ごろ、海南市藤白(ふじしろ)の国道42号で、由良町網代(あじろ)のパート店員、山﨑美智子(やまさき・みちこ)さん73歳の乗用車が南進中に、外側の車線へ車線変更した際、その車線を同じ方向に走っていた海南市下津町丸田(まるだ)の無職、藤本勉(ふじもと・つとむ)さん71歳のミニバイクに接触しました。このはずみで、ミニバイクは転倒し、藤本さんは、頭などを強く打ち、和歌山市内の病院で手当てを受けていますが、意識不明の重体です。

海南警察署によりますと、現場は、阪和自動車道・海南インターの近くの片側2車線の国道で、乗用車の山﨑さんは、阪和道に乗るため、車線変更をしたということです。警察で事故の原因を調べています。

紀勢道・南紀田辺―すさみ南、12日~16日、夜間通行止

$
0
0

紀勢自動車道の南紀田辺インターからすさみ南インターまでの上下線が、あす(12日)から今月(6月)16日まで、夜間通行止めとなります。

紀南河川国道事務所によりますと、これは、道路の舗装補修工事に伴うもので、期間中の毎日、午後8時から翌朝6時まで夜間通行止めとなります。迂回路は、国道42号です。

海水浴は和歌山県へ、すべて水質良好判定

$
0
0

海水浴シーズンを前に県内の主な海水浴場で水質検査が行われ、この結果、22か所すべてで、泳ぐのに良好な「適(てき)」と判定され、病原性大腸菌O・157の検出もありませんでした。

検査は、和歌山市が4月に、和歌山県が5月にそれぞれ実施したもので、最高ランクのAA(エーエー)が、前の年の9か所から2倍以上の20か所へと大幅に増加しました。そして、全ての地点で、代表的な水質の指標のCOD(シーオーディー)=化学的酸素要求量が基準値以下で、透明度は1メートル以上、油膜や病原性大腸菌O・157は検出されず、泳ぐのに良好な「適」判定となりました。

和歌山市や県では、海水浴場開き後の来月(7月)下旬にも水質検査を行うことにしています。

ところで、県内の主な海水浴場の海開きは、今月(6月)30日の和歌山市加太(かだ)を皮切りに、来月1日が、和歌山市の磯の浦(いそのうら)や片男波(かたおなみ)、田辺市の扇ヶ浜(おうぎがはま)など10か所で最も多く、来月8日には、那智勝浦町の那智(なち)など3か所、それに、去年(2016年)まで5月に海開きをしていた白浜町の白良浜(しららはま)など6か所が来月15日に予定され、この日までにすべてが遊泳期間に入ります。

春の近畿高校軟式野球は、兵庫の報徳が優勝

$
0
0

春の近畿高校軟式野球大会は、きょう(11日)決勝戦が行われ、兵庫の報徳学園が2年ぶり4回目の優勝を果たしました。

決勝戦は、この日午前10時前から、和歌山市の県営紀三井寺公園野球場で、兵庫県1位校の報徳学園と京都府1位校の東山高校の対戦で行われ、4対0で報徳学園が勝ち、優勝しました。


JR東海の特急「南紀」がハイブリッド車両に

$
0
0

那智勝浦や新宮と名古屋を結ぶJR東海の特急「南紀」が、5年後をめどに、エンジンとモーターを組み合わせて走るハイブリッド方式を採用した新しい車両に切り替わることになりました。

JR東海のホームページから

JR東海によりますと、現在の特急「南紀」は、ディーゼルで走る気動車ですが、新型車両はエンジンで発電し、モーターで走ります。また、エンジンからの発電や、ブレーキをかけて減速した時の発電をそれぞれ蓄電池に蓄えることで空調などに利用でき、燃費がこれまでより、およそ15パーセント向上するうえ、エンジンの数が半減し、車内が静かになるなど乗り心地が改善されます。

さらに、車内の全座席に電源コンセントを備え、大型のスーツケースを収納できるスペースも確保され、外国人観光客などにも快適に利用してもらいたい考えです。

JR東海が、ハイブリッド車両を手掛けるのは初めてで、2019年末から、車両開発のための試験走行を始め、老朽化している紀勢線特急「南紀」などに導入し、5年後の2022年度からの営業運転を目指します。

蓄電池から水素ガス発生、波浪計爆発事故

$
0
0

和歌山市の岸壁でことし2月、点検中だった波浪計が爆発し、作業員2人が死傷した事故は、内部の蓄電池から漏れた水素ガスが静電気に触れ、引火した可能性が高いことがわかりました。

これは、このほど神戸市で開かれた、事故原因を調査している国土交通省近畿地方整備局の有識者委員会で報告されたものです。整備局によりますと、波浪計のバッテリー室に設置された蓄電池78個のうち、複数の蓄電池で劣化や不具合が発生し、水素ガスが漏れ、これが、何らかの原因で静電気に触れたとみられています。バッテリー室には換気装置がなく、ガスがたまりやすかったということです。

波浪計は、GPS衛星利用測位システムを備えた、高さおよそ15メートル直径およそ5メートルのブイで、海に浮かべて波の高さを計測するものです。国土交通省が白浜町の沖合に設置していましたが、電源システムに故障があるとして、和歌山市西浜(にしはま)の和歌山港岸壁に引き揚げ、点検を始めた2月21日に爆発事故が発生、製造元の日立造船の作業員2人が死傷しました。

県内4チームがインターハイへ、近畿ヨット選手権入賞(写真付)

$
0
0

インターハイ予選を兼ねた近畿高校ヨット選手権が、きょう(11日)まで、和歌山市の和歌山セーリングセンターで行われ、県内4チームが入賞し、インターハイへの出場権を獲得しました。

大会は、近畿各地から10校が参加して、おととい(9日)からきょうまで、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」沖の海を舞台に420級(ヨンニーマルきゅう)とFJ級(エフジェイきゅう)の男女4クラス、それぞれ7レースが行われ、総合成績を競いました。

420級男子2位入賞の和歌山工業:井堰威瑠・井谷幸晟組

420級男子2位入賞の和歌山工業:井堰威瑠・井谷幸晟組

和歌山県からは、星林、向陽、和歌山工業の3校から、あわせて10チームが出場し、420級男子では、和歌山工業の井堰威瑠(いせき・たける)・井谷幸晟(いたに・こうせい)組が2位、向陽の藤木海舟(ふじき・かいしゅう)・津田哲志(つだ・さとし)組が3位、420級女子では、星林の丹生彩雲(にう・あやも)・山田志保美(やまだ・しほみ)組が2位、FJ級男子では、和歌山工業の松尾翔介(まつお・しょうすけ)・阪井遼(さかい・りょう)組が3位に入賞する活躍をみせました。

420級男子3位入賞の向陽:藤木海舟・津田哲志組

420級男子3位入賞の向陽:藤木海舟・津田哲志組

これら4チームは近畿代表として、8月12日から開催されるインターハイ「ヨット競技大会」に出場します。420級男子で2位になった
和歌山工業の井堰威瑠(いせき・たける)選手は、「インターハイは、和歌山で開催されるので、地元の風の特徴をとらえて練習したい」と話し、女子2位の星林の丹生彩雲(にう・あやも)選手は、「2位で悔しい。インターハイでは優勝できるよう精一杯努力します」と意欲をみせました。

二階幹事長、韓国孤児施設視察、友好促進誓う(写真付)

$
0
0

安倍晋三(あべ・しんぞう)首相の特使として韓国を訪問している自民党の二階俊博(にかい・としひろ)幹事長は、きょう(11日)、南西部の木浦市(モッポし)で、日本人女性が戦前から戦後にかけ、およそ3000人の孤児を育てた養護施設「共生園」を視察しました。

共生園を訪問した二階幹事長

共生園を訪問した二階幹事長

共生園では、高知市出身の日本人女性、田内千鶴子(たうち・ちづこ)さんが、1968年に亡くなるまでおよそ30年間にわたり、韓国人の夫ともに活動していて、二階幹事長は「ゆかりの地にうかがうことができ、大変感銘を受けました」と語りました。

あいさつする二階幹事長

あいさつする二階幹事長

視察に先立ち、二階幹事長は木浦市で開かれた記念行事であいさつし「国と国とを結びつける大きな役割を果たした田内さんの生涯に心から敬意を表します」とたたえました。そして、同行した全羅南道(チョルラナムド)と姉妹交流協定を結んでいる高知県の尾崎正直(おざき・まさなお)知事ら、両国の関係者が風船を飛ばして友好促進を誓いました。

田内さんは、孤児の救済に尽くして「韓国孤児の母」と慕われ、1963年には、韓国の文化勲章国民賞を受けました。

競泳、代表選考会、和歌山市の秋葉山水泳場で

$
0
0

7月にハンガリーのブダペストで開かれる競泳の世界選手権のリレー代表選考会を兼ねた和歌山選手権が、きょう(11日)、和歌山市の秋葉山公園県民水泳場で行われ、女子100メートル自由形は、山根優衣(やまね・ゆい)が54秒90で1位となり、五十嵐千尋(いがらし・ちひろ)、青木智美(あおき・ともみ)とともに、世界選手権女子400メートルリレーの代表入りを決めました。

男子100メートル自由形は、松元克央(まつもと・かつひろ)が49秒44で1位となり、2位の古賀淳也(こが・じゅんや)と世界選手権男子400メートルリレーの代表となりました。これで世界選手権代表の25人全員が固まりました。

一方、萩野公介(はぎの・こうすけ)は、世界選手権への調整のため、100メートルと400メートルの自由形に出場し、それぞれ4位と1位となり、瀬戸大也(せと・だいや)は、100メートルバタフライで2位、50メートル平泳ぎで1位でした。萩野は、前日に続き、納得の出来には遠い感じで「何かが足りないというより全部足りない。正直なところ、正解が分からない」と心境を明かしました。その上で日本のエースは、世界選手権に向けては、「一日一日、全力でやるしかない」と話しました。

Viewing all 17875 articles
Browse latest View live