子どもと高齢者の交通事故防止や、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗車中の交通事故の防止などに重点を置いた秋の全国交通安全運動が、きょう（２１日）から今月３０日までの日程で始まりました。県内でも、各地で交通安全の啓発や取締などが行われることになっています。
今回の重点目標は、ほかに後部座席を含めた全てのシートベルトの着用と飲酒運転の根絶で今月３０日は交通事故ゼロをめざす日として運動を展開します。
期間中、県内各地で交通安全を呼びかける催しが行われます。このうち和歌山東警察署管内では、今夜７時から和歌山市園部の和歌山県自動車学校で、６５歳以上の高齢者ドライバーを対象に、夜間の歩行者や自転車の利用者がどのように見えるかをコース上で実際に体験してもらい、安全運転に役立ててもらう講習会が行われます。
また、新宮市では、自転車マナーアップ推進リーダーに委嘱された県立新翔高校の女子バレーボール部員と新宮警察署員が街頭啓発を展開しました。
今年上半期の県内の交通事故による死者、件数は、ともに前の年の同じ時期を下回っていますが、毎年、秋から年末にかけて、死亡事故が増加する傾向にあることから、運転者だけでなく、歩行者も交通ルールを守るよう注意を呼びかけています。