チリ中部で発生した巨大地震に伴う津波が、和歌山県の沿岸でも観測されています。
串本町袋港(ふくろこう)では午前10時45分に30センチの津波が観測され、上昇しています。
那智勝浦町浦神(うらがみ)では午前9時25分に20センチ、御坊市祓井戸(ごぼうし・はらいど)では、午前9時56分に10センチの津波が観測されました。
また、白浜町堅田(かたた)では午前9時38分に、和歌山港では午前10時30分に、いずれも数センチ程度の微弱な津波が観測されました。
津波は今後も繰り返し押し寄せるとみられ、和歌山県の沿岸では最大で1メートルと予想されています。
和歌山県をはじめ、太平洋側の広い範囲には引き続き津波注意報が出されていて、気象庁は、津波注意報が解除されるまでは海岸や川の河口付近には絶対に近づかないよう呼びかけています。
また津波は繰り返し押し寄せ、後から来る波の方が高くなることもあり、あわせて注意を呼びかけています。