那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社できょう(11/30)、今年の干支を描いた大きな「酉(とり)」の絵馬が、来年の「戌(いぬ)」に掛け替えられました。
宝物殿の前に飾られているこの絵馬は、縦が3メートル、横が4メートルほどの大きさで、男成洋三(おとこなり・ようぞう)宮司が、およそ1ヶ月かけて和歌山県産の白い紀州犬の親子を描き上げました。
男成宮司は、「紀州犬は忍耐強く忠実で、穏やかな性格と聞いている。来年は落ち着いた年になるよう願って描いた」と話していました。
一足早い新年の準備に、参拝客らは驚いた様子で、グループで訪れた奈良県大和郡山市の60歳代の女性は、「犬の姿がかわいい。来年はワンダフルな年になりますように」と喜んでいました。