和歌山市にある日本赤十字社和歌山医療センターの中庭を5万球のLED電球で彩る恒例のイルミネーションの点灯が始まり、きのう(28日)点灯式が行われました。
これは、クリスマスや正月などの冬のイベントを家族らと過ごすことができない入院患者や病院の利用者に癒しを感じてもらい、ベッドから出るきっかけにしてもらおうと毎年行われているもので、ことしで7回目です。
きのう午後、和歌山市小松原通(こまつばらどおり)の日赤和歌山医療センター1階の中庭「せせらぎの庭」で点灯式が行われ、カウントダウンの合図で平岡眞寛(ひらおか・まさひろ)院長がスイッチを押して一斉に明かりが灯ると、集まった病院の利用者や職員らから歓声が上がりました。
「せせらぎの庭」には、およそ5万球のLED電球が樹木や通路いっぱいに散りばめられていて、光のトンネルや、高さおよそ25メートルの巨大なクリスマスツリーが形作られているほか、12月末まではクリスマスソングなどの音楽も流されています。またことし(2018年)は、病院の中からも間近にイルミネーションを楽しんでもらおうと、中庭に面したラウンジに、窓の外を眺められるカウンター席が設置されました。
6歳の女の子は「ついた瞬間、すごくきれいでした。光る椅子が好きです」と嬉しそうでした。日赤和歌山医療センターの平岡院長は「患者さんや家族に癒しを感じてもらい、入院している人には、外へ出てリハビリのきっかけにしてほしい」と話していました。
点灯は来年(2018年)1月31日まで毎日、午後5時半から午後9時までで、面会時間の午後7時までは一般の人も見学することができます。