強い台風15号は、九州北部を縦断して日本海に抜け、北へ進んでいますが、この台風の影響で、和歌山県南部では、今夜(8/25)遅くにかけて土砂災害への警戒が必要です。
強い台風15号は、きょう午後6時には、島根県浜田市沖の日本海にあって1時間におよそ35キロの速さで北へ進み、日本から遠ざかっているものとみられていますが、和歌山県南部では、これまでの雨で地盤の緩んでいるところがあり、今夜遅くにかけて土砂災害への警戒が必要です。
きのうの降り始めからの雨量は、きょう午後6時までに、那智勝浦町色川で133ミリ、田辺市本宮町本宮で119ミリ、古座川町西川で99・5ミリなどとなっています。
県南部では、今夜遅くにかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨の降る恐れがあります。
きょうこれから予想される1時間の雨量は、多いところで、北部40ミリ、南部50ミリと予想されています。
また、和歌山市友ヶ島で、きょう午後3時半過ぎに最大瞬間風速29・8メートルを観測するなど、風も強く、きょうは北部で15メートル、南部で20メートルの最大風速が予想されているほか、波も高く、北部、南部ともに、うねりを伴って6メートルと予想されています。
和歌山地方気象台では、土砂災害やうねりを伴った高波に警戒するよう呼びかけています。