ススキ草原で知られる紀美野町の生石高原(おいしこうげん)で、きょう(2日)までの2日間、「親子自然体験塾」が行われ、小学生と保護者らおよそ50人が参加しました。
これは、NPO法人「生石山の大草原保存会」が毎年この時期に開いています。
きのう(1日)午後から始まった催しでは、バッタやチョウの仲間を捕まえたり、ササユリやオカトラノオといった高原植物を観察するなどしました。また、夜は、シシ肉や地元で取れた野菜をふんだんに使ったバーベキューを楽しんだあと、みさと天文台の職員の指導で星の観察会も行われ、天体望遠鏡をのぞきこんだ子どもたちは、月や土星を見つけては、歓声をあげていました。
きょう(2日)は、環境省の全国一斉「自然公園クリーンデー」に当たることから遊歩道でゴミ拾いをしたり、木の板で鳥の巣箱を作るなど、参加者は、夏休みの2日間を自然を学びながら楽しみました。
生石山の大草原保存会では、7月から9月までの8回にわたって、生石高原のレストハウス「山の家おいし」でジャズなどのライブを開いていて、催しを通じて生石高原の環境保護に理解を求めています。