新宮市の熊野速玉大社で、来年の干支、「丁酉(ひのととり)」の大絵馬が、きょう(11/16)完成し、報道陣に公開されました。
熊野速玉大社の大絵馬は、毎年、上野顯(うえの・あきら)宮司が自ら描いているもので、1年間、本殿に飾られます。
今年は、横2・1メートル、縦1・4メートルのヒノキの板に、上野宮司が、8月からアクリルカラーで、来年の干支、丁酉(ひのととり)を描きました。
大絵馬には、初日(はつひ)の赤い瑞光(ずいこう)と、赤紫色(あかむらさきいろ)の瑞雲(ずいうん)の中に、ご神木のナギの御幣(ごへい)をくわえた金色(こんじき)に輝く3本足のヤタガラスが描かれています。

上野宮司が最後に「和魂平安」の文字を書き込む
また、絵馬には、「和魂平安(わこんへいあん)」の文字も記されていて、上野宮司は「和やかな調和の心に思いを寄せて書きました。来年は、和魂平安を願い、家族や社会で思いやりのある謙虚な心を育む環境をつくり、互いを大切にする年にしましょう」と話していました。
きょう公開された大絵馬は、来(12)月初旬に本殿に飾られている今年の干支の「猿」を外して新たに掛けられます。