産業廃棄物の適正な処理を行うなど功績のあった全国の事業者をたたえる、今年度(2016年度)の環境大臣表彰に、和歌山県からは和歌山市の和歌山プレス株式会社の井川朗(いかわ・あきら)代表取締役が選ばれました。今年度は全国で25人が受賞し、和歌山県からの表彰は2011年度以来、5年ぶりです。
環境大臣表彰を受賞する井川さんは、1990年からおよそ四半世紀にわたり産業廃棄物処理業を経営するかたわら、県・産業廃棄物協会の副会長を務めていて、2011年9月の紀伊半島大水害で日高川町(ひだかがわちょう)や那智勝浦町(なちかつうらちょう)から発生した大量の災害廃棄物を処理する際、協会の会長とともに災害現場で陣頭指揮を執り、早期処理に尽力しました。
また、協会では収集運搬部長も務め、和歌山市内をはじめ、高野町(こうやちょう)や田辺市周辺の世界遺産地域を対象にした不法投棄防止巡回パトロールも積極的に行い、県内美化の啓発に寄与したことも高く評価されました。
表彰式は、きょう午後1時50分から、岡山市北区のホテル・グランヴィア岡山で開かれます。