和歌山県にゆかりのある人が参加したJICA(ジャイカ)のボランティア活動を紹介するパネル展が、きょう(25日)から、和歌山市の和歌山県国際交流センターで始まりました。
このパネル展は、独立行政法人国際協力機構(通称 JICA)の関西国際センターが企画したもので、現在、途上国へ派遣している和歌山県にゆかりのある協力隊員17人のうち、9人の活動の様子が写真と文章で紹介されています。
現在、カメルーンの小学校で授業づくりをサポートしている串本町出身の小林千華(こばやし・ちか)さんが平和の象徴である折り鶴を授業で紹介したときの様子や和歌山県庁の職員で、すさみ町出身の森下元喜(もりした・げんき)さんが派遣先のフィリピンで現地の人にインターネットを活用した政策などをアドバイスする様子などが写真で展示されています。
会場を訪れた湯浅町に住む70代男性は、「ことしの夏、カナダから来日した日系2世の人に米の有機栽培を教えた経験もあり、このパネル展はとても興味深い」と写真をじっくり見つめていました。
JICA 関西国際センター 国際協力推進員 和歌山担当の足立 朋実(あだち・ともみ)さんは、「このパネル展がボランティアに興味を持つきっかけになれば」と来場を呼びかけています。
世界で活躍する和歌山県人~JICAボランティア活動パネル展~は、来月6日まで、和歌山市の和歌山ビッグ愛8階にある和歌山県国際交流センターで開かれます。