養護施設の子どもたちに自転車を贈るとともに、楽しみながら安全な自転車の乗り方を教えてもらうイベントが、きょう(23日)午後、和歌山競輪場で開かれました。
このイベントは、東京に本部のある一般社団法人・リプレット基金事業財団が全国各地で行っているもので、和歌山県では初めての開催です。
リプレット基金事業財団は「未来を担う子どもたちの笑顔に貢献すること」を目的に、児童養護施設への自転車の寄贈などを中心に活動していて、今回は県内8つの児童養護施設に合わせて17台の自転車を寄贈します。
きょう(23日)午後1時から競輪場のバンク内で行われたイベントでは、初めにリプレット基金事業財団の別府朗(べっぷ・あきら)参事からイベントに参加した3つの施設の子どもたちに、自転車の目録が手渡されました。
続いて、バンクの待避路で自転車教室が行われ、参加した子どもたちは、元競輪選手で群馬グリフィンレーシングチームの松島伸安(まつしま・のぶやす)選手や、日本競輪選手会和歌山支部の選手らの指導で、ジグザグ運転や幅の狭い板の上を走る「板乗り」などを通じて、安全な自転車の乗り方を教わっていました。
また地元和歌山の若手競輪選手による模擬レースも行われ、バンク内は子どもたちの明るい声が響いていました。