御坊市内のホテルに止めた車の中に、女性の遺体を隠したとして、東大阪市に住む64歳の男が、きのう(25日)、大阪府警捜査1課に現行犯逮捕されました。
男が利用していた大阪市内のスナックの女性経営者が行方不明になっていて、警察では、遺体はこの女性とみて調べています。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、東大阪市大蓮北(おおはすきた)の無職、菊見範雄(きくみ・のりお)容疑者64歳です。菊見容疑者は、きのう午前0時から正午ごろまでの間、御坊市内にあるホテルの駐車場に止めた乗用車の車内に、女性の遺体を放置して隠して疑いが持たれています。
菊見容疑者が利用していた大阪市生野区(いくのく)のスナックを経営する48歳の女性は、今月(7月)18日午前0時ごろ、来店していた菊見容疑者と2人きりでいるのを目撃されて以降、連絡が取れなくなっていました。警察は、女性の夫から届け出を受けて、2人を捜していたところ、ホテルに車を止めていた菊見容疑者と車の助手席の足元で、座ったような状態で段ボールをかぶせてあった遺体を見つけ、菊見容疑者を現行犯逮捕しました。
調べに対し、菊見容疑者は、詳しい経緯は明らかにしていないものの、「スナックに行ったあと、ママを乗せて和歌山へ行き、数日間車内で生活した」と供述し、殺害もほのめかしているということで、警察では、遺体は、この女性とみて、死因などを調べています。遺体は腐敗していて、目立った外傷や血痕はなかったということです。