和歌山市から提案されている、「伏虎中学校の跡地に市民会館を移転するとともに県立医科大学薬学部を誘致する案」について話し合う、和歌山市議会の特別委員会は、きょう(26日)3回目の会合を開き、安全性や十分な土地の確保などについて市の考えをただしました。
きょう午前10時から和歌山市役所で開かれた委員会には、今月(8月)4日に開かれた2回目の会合に続き尾花正啓市長も出席しました。午前中の委員会では「薬学部から発生する悪臭や有害な廃液が周辺に影響を与えないか」や、「想定している敷地だけで市民会館と薬学部の機能を維持できるのか」「十分な駐車場を確保できるのか」といった質問が出て、市当局との間で質疑のやりとりが続きました。
尾花市長は「一日も早く若者の県外流出や中心市街地の衰退を抑えなければいけない。2021年4月の開学でも遅いぐらいだ」と、議決を急ぐ姿勢を見せました。また、市当局と尾花市長の発言の一部に食い違いが見られた場面もあり、これについて尾花市長は「しっかり気持ちを伝えられておらず、申し訳ない」と陳謝しました。