熊本地震の被災地を支援する和歌山県内のボランティアを乗せたバスが、きょう(10日)午後、和歌山市を出発しました。
きょう午後3時すぎ、和歌山市の和歌山ビッグ愛・正面玄関前で行われたボランティアバスの出発式では、参加する10代から80代のボランティア30人と、県・環境生活部の日吉康文(ひよし・やすふみ)部長らが、熊本地震の犠牲者に黙とうを捧げたのに続いて、日吉部長が「皆さんの作業は家屋やがれきの片付けが中心になると思うが、安全や健康管理に気をつけて欲しい」と激励しました。
そして、参加者を代表して、日本防災士会和歌山県支部長の早稲田眞廣(わせだ・まさひろ)さんが「被災地・熊本の皆さんへ、和歌山を代表して心を届けたい」と決意を述べました。
今回の参加者で最高齢・81歳の紀の川市の男性は「東日本大震災や紀伊半島大水害などで数多くの災害ボランティアに参加し、高齢者が災害弱者となる現状を見てきました。熊本でも高齢者の心のよりどころになりたい」と参加した理由を話していました。
和歌山県のボランティア一行は、往復フェリーでの2泊を含む2泊3日の日程で熊本市内で活動し、あさって和歌山に戻ります。