きょうは6月9日、「ロックの日」です。
自転車盗や建物への侵入を防ごうと、きょう(9日)和歌山市で鍵かけの徹底を呼びかける啓発活動が行われました。
きょう午前10時半から、和歌山市川辺にあるイズミヤ紀伊川辺店の正面玄関前で行われた啓発には、県警生活安全企画課や日本ロックセキュリティ協同組合和歌山支部のメンバー、それにボランティアらおよそ30人が参加して買い物客らにチラシやポケットティッシュのほか、自転車やバイクに取り付けるワイヤーロックなどが配られました。
県警犯罪抑止総合対策室の黒井孝行(くろい・たかゆき)室長は「特に駅の自転車置き場で被害が多発しています。自転車には鍵をふたつ付け、家から外出するときは短時間でもしっかり鍵をかけてください」と呼びかけていました。
岩出市から買い物に来ていた浅見友子(あさみ・ともこ)さんは「自転車の鍵を抜き忘れて慌てて取りに戻ったことがあります。子供には自転車の鍵を2つ付けるように言っています」と話していました。
県警生活安全企画課によりますと、和歌山県内では、去年(2015年)自転車盗の被害が1213件確認されていて、そのうちおよそ80パーセントは無施錠でした。
また、空き巣などの侵入窃盗の被害は780件で、そのうちおよそ40パーセントは鍵がかかっていない扉や窓から侵入されたということです。
6月9日は2001年から「ロックの日」に定められていて全国で鍵かけを見直す活動が行われていますが、県警がこの日にちなんで啓発活動を行うのは今回がはじめてです。