御坊市中心部の商店街の賑わいや、日高別院周辺の寺内町(じないまち)散策を多くの人々に楽しんでもらおうという「ごぼう商工祭2016」が、あさって(5日)開かれます。
これは、御坊商工会議所と地元の商店街などが毎年この時期に開いているもので、この日は午前10時から午後4時まで、御坊市薗(その)の小竹八幡(しのはちまん)神社前のメインステージで、吹奏楽やよさこい踊り、南京玉すだれ、空手の演武などが披露されるほか、松原通り(まつばらどおり)の天性寺(てんしょうじ)前のイベント会場では、紀央館(きおうかん)高校と日高(ひだか)高校の生徒による音楽演奏や書のパフォーマンスが行われます。
本願寺日高別院でも、御坊幼稚園による工作のワークショップや、医学者・華岡青洲(はなおか・せいしゅう)にまつわる展示と講演、それにエア遊具で遊べるコーナーがあります。
また、ことし(2016年)初めて、日高別院周辺の寺内町で家の軒先に家紋の入った幕が張られ、散策の人たちに日常とは異なった歴史を感じさせる風景を楽しんでもらい、さらに、人力車に乗って眺めることもできます。
ほかにも市民から「りんこう」の名で親しまれているミニ鉄道・紀州鉄道では、ことしも紀央館高校の生徒らが車内で読み聞かせをする特別列車を運行し、小竹八幡神社の境内では、田辺市龍神村在住の城所(きどころ)ケイジさんによるチェーンソーアートの実演も行われます。
「ごぼう商工祭2016」は、5日の午前10時から午後4時まで開かれます。