和歌山県内の不登校問題について対策を話し合う5回目の有識者会議が、きょう(2日)午後、和歌山市茶屋ノ丁(ちゃやのちょう)の和歌山県自治会館で開かれ、今回で協議を締めくくり、今後は、座長が意見をとりまとめて、後日、教育長に提案することが確認されました。
最終となったきょうの会議には、文部科学省の不登校に関する専門家会議の座長で鳴門教育大学の森田洋司(もりた・ようじ)特任教授や、臨床心理士の桑原義登(くわはら・よしと)県・教育委員ら有識者のほか、和歌山県の仁坂吉伸知事、それに県・教育委員会の宮下和己(みやした・かつみ)教育長らが出席しました。
県・教育委員会によりますと、これまでと同じく非公開で行われた今回の会議では、委員や仁坂知事、宮下教育長から様々な意見が出され、今後は、会議の座長を務める森田特任教授が意見を集約して、後日、宮下教育長に提案することを確認して閉会したということです。
文部科学省による調査で、昨年度(2015年度)県内の小学生の不登校率が全国ワースト1位となったことから、県・教育委員会は、去年12月に有識者会議を発足して対策を協議してきました。