和歌山県観光連盟の定時総会が、きょう(2日)午後、和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれ、今年度(2016年度)の事業計画案が承認されました。
はじめに、名誉会長で和歌山県の仁坂吉伸知事があいさつの中で「近年、県の観光のデータは上向きだが、外国人の受け入れ体制の充実など課題は沢山ある」と述べ、参加した県内の観光協会や旅行業の関係者らに、行政とのさらなる連携の強化を呼びかけました。
続いて、今年度の事業計画案が審議され、県が策定した「観光振興アクションプログラム2016」に沿って、外国人観光客のさらなる取り込みに向けた外国市場へのセールスの強化や、水辺の観光名所をアピールする「水の国、わかやま。」キャンペーンや、地質学的に貴重な自然景観を活かした「南紀熊野ジオパーク」の世界ジオパーク認定を目指した取り組みなどを県とともに展開すること、それに、県が年4回発行している観光情報誌「紀州浪漫」を、全国の旅行会社や主要都市の書店などで配布することなどが、承認されました。
また、きょうは県内の観光の分野で功労のあった個人や団体に対する観光功労者表彰も行われ、仁坂知事から受賞者に賞状と記念品が贈られました。