今月(6月)の環境月間に合わせて、県が環境保全に功績のあった個人や団体を表彰する、「わかやま環境賞」の表彰式が、きょう(2日)県庁で行われ、4つの団体と個人1人が表彰を受けました。
15回目となることしの「わかやま環境賞」では、田辺湾周辺の生物調査や外来生物の駆除を通して生態系の保護に貢献した県立田辺高等学校・中学校の生物部が「わかやま環境大賞」に選ばれました。
また、「わかやま環境賞」には可燃ごみを削減する長年の取り組みが評価された橋本市山内区と、継続的な環境教育が評価された橋本市立あやの台小学校、それに、地域住民と協力して清掃や資源の回収を行った田辺市立龍神中学校のあわせて3つの団体が選ばれました。
さらに、長年にわたり和歌山市の川永団地やその周辺で清掃活動を行った、和歌山市の源井洋之(げんい・ひろゆき)さんが特別賞を受けました。
きょう午後1時から県庁の正庁で行われた表彰式で仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「皆さんの活動は地域に根差し創意工夫に富むもので、長年のご尽力に敬意を表します」と挨拶しました。
また、受賞者を代表して、わかやま環境大賞を受賞した県立田辺高等学校生物部の部長・末本有希(すえもと・ゆき)さん17歳が「この受賞を励みにこれからも和歌山県の素晴らしい生物多様性を守るために調査と活動を続けていきたい」と喜びを語りました。