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和歌山県議会・旧議事堂で初の本会議(写真付)

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きょう(2日)開会した6月定例和歌山県議会の本会議は、4月1日にリニューアルオープンした、岩出市根来(ねごろ)の旧・県議会議事堂で行われました。本会議がいまの議場以外で開かれるのは初めてで、旧・議事堂の建物での本会議は80年ぶりです。

旧・議事堂で開かれた本会議のもよう(6月2日・岩出市根来)

旧・議事堂で開かれた本会議のもよう(6月2日・岩出市根来)

旧・県議会議事堂は、1898年、和歌山城東側に建築された現存する最も古い木造和風建築の議事堂で、その後、岩出市根来に移築され、ことし(2016年)4月1日にリニューアルオープンしました。

旧・議事堂と県議会の活動をより広く知ってもらおうと、前芝雅嗣(まえしば・まさつぐ)議長が議会運営委員会の承認を得て、仁坂吉伸知事に申し入れを行い、旧・議事堂での本会議が実現しました。

午前10時に旧・議事堂の議場で開会した本会議では、熊本地震の犠牲者に黙とうを捧げたのに続き、前芝議長が、当時と同じ馬蹄形に並べられた議席に着いた41人の議員を一人一人紹介しました。

仁坂知事

仁坂知事

続いて、仁坂吉伸知事が提案理由の説明に先立ち「誠に光栄で身の引き締まる思いだ。県の近代化の道を切り開いた県政の先輩諸氏に敬意を表したい」とあいさつしました。

前芝議長

前芝議長

前芝議長は「先輩方が昔この建物で議論をしていたと思うと、感慨深い。より多くの人に知ってほしい」と感想を述べました。

仁坂知事は「先人の苦労がここにたくさん詰まっている。旧・議事堂の運営は岩出市が行っているが、今後は様々な文化的な行事や会議などで、より多くの県民に親しんでもらえたら」と話していました。

きょうの本会議は地元・岩出市の中芝正幸(なかしば・まさゆき)市長や県民らが傍聴し、格式高い雰囲気を味わいました。和歌山市から来た80代の夫と70代の妻は「文化財的な場所での開会は良いと思う。オープン前は建物の傷みが心配だったが、きれいになって本当に良かった」と話していました。


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