台風11号の影響で、大雨や強風が続いた和歌山県内では、引き続き土砂災害や河川の増水などの被害に注意が必要です。
気象庁によりますと、四国を通過した台風11号は岡山県倉敷市付近に再び上陸し、中国地方を北上して日本海に向かっています。和歌山県では新宮市日足(ひたり)の熊野川があふれ建物に水が流れ込む被害出ています。和歌山県のまとめによりますと、熊野川町日足の住宅3棟が床上まで水に浸かったほか、御坊市では裏山の石垣が崩れて窓ガラスが割れたり、高野町では電柱が倒れるなどの被害が出ています。
アメダスの観測によりますと、降り始めからきょう(17日)正午までの雨の量は田辺市本宮町で567ミリ、東牟婁郡古座川町西川で546ミリ、田辺市龍神で495.5ミリ、那智勝浦町色川で453.5ミリ、などとなっています。
また白浜で34メートルの最大瞬間風速を観測したほか、日高川町川辺で31.8メートルの最大瞬間風速を観測しました。砂災害情報が発表されている市町村もあり、気象台では土砂災害や、河川のはん濫、浸水害に厳重な警戒を呼びかけています。
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【台風11号】大雨で各地に被害、今後も警戒を(正午現在)
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