和歌山市は、新成人を祝う来年(2017年)の「はたちのつどい」について、会場へのアルコール類の持ち込みと飲酒を禁止することを決めました。
これは、きょう(18日)午後2時から行われた5月定例会見の中で和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が発表したものです。
和歌山市は、ことし(2016年)の「はたちのつどい」で傷害事件が起きたことを受けて、来年(2017年)は、会場となる和歌山ビッグホエールの敷地内に、アルコール類を持ち込んだり飲んだりすることを禁止するとともに、明らかに酒に酔っている場合の立ち入りの制限も検討することを決めました。
これまで和歌山市では、敷地内での飲酒禁止を明確に示したことはありませんでしたが、今回は、和歌山市が毎年対象者に送っている成人式の案内ハガキに記載し、当日は敷地内に掲示するなどして酒の持ち込みや会場での飲酒の禁止を徹底したい考えです。
尾花市長は「ものものしくならない程度に警戒し、魅力的なお祝いの席にしたい」と話しています。
和歌山市ではことし1月、「はたちのつどい」の会場となった和歌山ビッグホエールの敷地内で、酒を飲んだ新成人の男が、別の新成人の男性の顔を瓶で殴るなどしてケガをさせ逮捕される傷害事件が起きました。