憲法記念日にあわせて、自民党和歌山県連は、きょう(3日)JR和歌山駅前で街頭演説会を開き、県選出の国会議員らが憲法改正の必要性を市民に訴えました。
これは、安倍政権が公約として掲げている憲法改正を改めて県民に理解してもらおうと、自民党県連が開いたもので、憲法記念日にこのような街頭演説会を開くのは初めてです。
街頭演説会はきょう午後1時から開かれ、この中で鶴保庸介(つるほ・ようすけ)参議院議員は、1票の格差問題で夏の参議院選挙から徳島県と高知県、鳥取県と島根県の選挙区が合区されることに関連して「人口減少が深刻な和歌山県が、もし大阪府と合区されれば和歌山から国会議員を送り込めず、国政に県民の声を届けられなくなる」などと述べ、現行の憲法判断が地方の民意の反映の妨げとなる可能性を指摘した上で、憲法改正の必要性を訴えました。
このほか、県選出の国会議員や県連の幹部らもマイクを握って、市民らにアピールしました。
この夏の参議院選挙の和歌山県選挙区には、鶴保議員のほかに、市民連合わかやまが擁立を予定している新人で弁護士の由良登信(ゆら・たかのぶ)氏と、幸福実現党の新人で党県本部副代表の西本篤(にしもと・あつし)氏が立候補を表明しています。