「子どもの日」の5月5日を前に、ダイビングスポットとして知られる本州最南端の串本町沖に、オレンジやピンク、紫など色とりどりの「海中こいのぼり」が登場しました。
これは、暖かい黒潮の影響で、多様なサンゴが群生する串本の海をPRしようと、「串本ダイビング事業組合」が、2013年から行っているものです。
こいのぼりがあるのは、串本町潮岬の沖およそ200メートルあたりの、水深およそ10メートルの海中で、岩場にロープを張り、1メートルから3メートルほどのこいのぼり18匹をつないでいます。
ダイバーが自宅で使っていて寄贈したこいのぼりもあるということです。
海中こいのぼりは、ホウライヒメジの群れやウミガメとともに、波に揺られながら、ゆったりと舞泳ぐ姿でダイバーを楽しませています。
担当者は、「海中を舞うこいのぼりと泳いで、串本の豊かな海を感じてほしい」と話しています。
今年は、今月19日に設置されていて、来月9日まで楽しめます。