和歌山大学の入学式が、きょう(5日)和歌山市民会館・大ホールで行われ、留学生を含む、学部・大学院・特別専攻科の新入生あわせて1227人が、学生生活の第一歩を踏み出しました。
この春、和歌山大学に入学したのは、学部が968人、大学院が248人、特別支援教育専攻科が11人です。
午前11時から行われた入学式では、瀧寛和(たき・ひろかず)学長が式辞を述べ「和歌山大学は学科再編や、国際観光学研究センターの設置など、社会の変化に合わせて改革を続けている。常識にとらわれず、何度でも果敢に挑戦し、世界に貢献できる研究者になって欲しい」と呼びかけました。
続いて、教育・経済・システム工学・観光の4つの学部や大学院の新入生代表らが登壇し、瀧学長に誓いの言葉を述べました。
最後に和歌山大学交響楽団と混声合唱団が第1学歌と第2学歌を披露し、祝福しました。
滋賀県出身で観光学部の18歳の女子学生は「日本や海外で将来観光の分野が役立つと思い、観光学部に入りました。人脈を拡げたい」と話していました。
また、和歌山市出身で損害保険会社を定年退職し、大学院の経済学研究科を専攻する66歳の男性は「地域活性化をテーマに研究したいです。若いころあまり勉強する機会が無かったが、今度は一生懸命勉強して仲間の輪を広げたい」と希望を語りました。