優れた芸術活動を表彰する2015年度日本芸術院賞が、印南町出身の芥川賞作家、辻原登(つじはら・のぼる)さんら9人に贈られることが決まりました。
日本芸術院がきょう(3/23)、明らかにしたものです。
小説「村の名前」で芥川賞を受賞した70歳の辻原さんは、細やかな心理観察を通じて人間の存在の意味を探究し、現代日本の小説の水準を高めました。
長年にわたる文学的な業績が認められたもので、辻原さんには、歌舞伎俳優の坂東玉三郎(ばんどう・たまさぶろう)さんと、日本画家の後藤純男(ごとう・すみお)さんとともに、特に顕著な業績を認められ、恩賜賞も贈られます。
授賞式は、6月13日に東京・台東区の日本芸術院開館で開かれます。