和歌山県立医科大学できょう(3/15)、卒業式と修了式が行われ、医学部と保健看護学部の学生ら228人が、理想の医師や看護師を目指して巣立っていきました。
きょう午前10時から和歌山市紀三井寺の県立医科大学・講堂で行われた学部の卒業式と、大学院の修了式では、医学部106人、保健看護学部84人、助産学専攻科8人のほか、大学院の修士課程や博士課程を修了した30人の代表者が、それぞれ岡村吉隆(おかむら・よしたか)学長から学位記を授与されました。
そして、岡村学長が式辞を述べ、「本学の心のルーツは華岡青洲にあります。名声を求めるのではなく、自己犠牲を伴った地道な地域医療に貢献しながら、後進を育て、世界的な業績を残された偉大な先達の生き方を常に意識して活躍してください」とはなむけの言葉を贈りました。
このあと、卒業生を代表して保健看護学部の竹中章浩(たけなか・あきひろ)さんが答辞を述べ、これから始まる新しい生活への決意をあらたにしていました。
卒業後は、県立医科大学で研修するという海南市出身の上田幸輝(うえだ・こうき)さん24歳は、「地域に根ざした幅広い医療を提供したい。若いうちは、大学などの大きな病院で研修を積んで最終的に開業してみたい」と話していました。