老朽化した建物などが目立つ和歌山城・南西側の「扇の芝(おうぎのしば)」付近の景観整備について、和歌山県の仁坂吉伸知事は「和歌山市と一緒になって整備を進める」とする方針を示しました。
仁坂知事は、きょう(8日)行われた2月定例県議会の一般質問で、改新クラブの藤本眞利子(ふじもと・まりこ)議員の質問に答え「扇の芝は昔から町人に開放されていて、和歌山城と一体となった歴史的に希少な場所で、史跡として追加指定するのにふさわしい」と述べました。
その上で、和歌山市が「史跡和歌山城整備計画」の見直しを新年度(2016年度)から本格的に行うことを評価し、県も扇の芝周辺地区の史跡追加に向け、再開発を含めて主体的に和歌山市と協力する考えを示しました。
このほか、きょうの一般質問では、自民党県議団の坂本登(さかもと・のぼる)議員が農地の転用規制について、自民党県議団の濱口太史(はまぐち・たいし)議員が緊急速報メールの信頼回復などについて、改新クラブの谷口和樹(たにぐち・かずき)議員は、風俗営業法の一部改正で緩和されるクラブ営業が、田辺市では規制の対象となる理由などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。
和歌山放送では、きょうの県議会一般質問の模様を、午後9時20分から録音ダイジェストでお伝えします。