和歌山東警察署はきのう(15日)、国の中小企業支援のための助成金100万円を、車購入名目で欺し取ったとして、和歌山市に住む社会保険労務士の男ら2人を逮捕しました。
警察の調べによりますと捕まったのは、和歌山市園部の社会保険労務士、南 公平(こうへい)容疑者49歳と、岩出市畑毛(はたけ)の自営業、小松正志(まさし)容疑者33歳です。
2人は共謀し、中小企業最低賃金引き上げ支援対策費補助金を利用して、小松容疑者が経営する居酒屋の営業用車2台を購入すると和歌山労働局に申請し、2012年12月に100万円を欺し取った疑いです。
実際には車を購入していなかったということです。
2人は容疑を否認しています。
警察によりますと、書類は南容疑者が作成し、労働局の指摘で今年1月に全額を返金していますが、労働局が和歌山東警察署に届けていました。