JR西日本はきょう(17日)、「和歌山ミオ北館」のオープンなどJR和歌山駅周辺にあるテナントビルの改装を発表しました。
これはきょう、JR西日本和歌山支社の川井正(かわい・ただし)支社長や「和歌山ミオ」を運営するJR西日本の子会社「和歌山ステーションビルディング」の藪章代(やぶ・あきよ)社長らが会見を開いて発表したものです。
JR和歌山駅前周辺のテナントビルを巡ってはおととし3月のイオンモール和歌山のオープンや駅前周辺ビルの間でテナントの奪い合いなどがあり、昨年度の売上高はJR西日本の別の子会社が運営する「JOWA(ジョワ)専門店」が1991年度のピーク時に比べて3分の1以下となるおよそ10億円、「和歌山ミオ」もピークの2012年におよそ31億円あった売り上げが昨年度はおよそ28億円と右肩下がりの状況でした。
発表によりますと「JOWA専門店」の営業を先月末までに終了しており、「和歌山ミオ北館」として来月18日から営業を開始するため1階と2階にあるあわせて15のテナントすべてをいずれも入れ替えるか改装するなどして、全面的にリニューアルするということです。
また、「和歌山ミオ」の1階も改装し、和歌山マリーナシティの人気土産物店「黒潮市場」やスターフードジャパンの新古祐子(しんこ・ゆうこ)社長がプロデュースする食品セレクトショップ「リージョンスタイル」もオープンさせ、和歌山の鉄道の玄関口として土産物店を充実させるということです。
藪社長は会見のあと、「和歌山の産品は素晴らしいものがあるのに、集積している場がないと感じていたので、そういった場所が和歌山駅でできたのが一番だと思います。和歌山には素晴らしい商品や風景、食べ物があるので、ぜひ、和歌山に来てもらえたらと思います。」と話していました。