全国的にインフルエンザが流行していますが、和歌山県内でも患者の数が急増し、インフルエンザ注意報の基準を超えました。
和歌山県健康推進課によりますと、先月(1月)25日から31日までに、県内にある50の医療機関からの患者の報告数は合わせて527人で、1医療機関当たりの患者数は10・54人となり、前の週の5・84人から急増して、注意報の基準となる10人を超えました。
保健所別では橋本が16・83人と最も多く、次いで和歌山市が16・67人、海南が11・67人、御坊が9・33人、岩出が9・17人、湯浅が5・6人、新宮が4人、田辺が2・57人です。
きょう(4日)は、新たに和歌山市と御坊市の合わせて5つの小・中学校で学級閉鎖の措置がとられ、これで去年(2015年)11月からきょうまでに、県内では合わせて106の学校と幼稚園でインフルエンザの集団感染が確認され、学校・学年閉鎖などの措置がとられています。
県では、流行の拡大が本格化しつつあるとして、予防や感染拡大の防止を広く呼びかけています。