今月8日に開幕する自転車の国際ロードレース「ツール・ド・熊野」のプレイベントとして、きょう(6日)、和歌山市で「和歌山城クリテリウム2025」が行われました。
クリテリウムは、短い周回コースを何周も走る自転車のロードレースのことです。
レースに先立って和歌山城西の丸広場では開会セレモニーが行われ、「TOUR de(ツールド・ド)熊野」実行委員長で「NPO法人 SPORTS PRODUCE 熊野(スポーツプロデュースクマノ)」の角口賀敏(かどぐち・よしとし)理事長が「皆様方に熱い戦いを見ていただきまして、あらためて熊野の良さとロードレースの醍醐味を味わっていただきたいと思います」と挨拶しました。
そして、国内外からレースに出場する19チームの選手ら110人がパレード・ランを行ったあと、和歌山城ホール前をスタート、けやき大通りの三木町交差点からわかやま歴史館前までの1・5キロを20往復する30キロのコースで順位を競いました。

競技の結果、イタリアの「ソリューション・テック・ヴィーニ・ファンティーニ」のラヨヴィッチ・ドゥシャン選手が優勝しました。
ところで、「ツール・ド・熊野」は、国際自転車競技連合公認の国際ロードレースで、これまで3日間で開催されてきましたが、第25回となる今年は、4日間に延長され、トータルの走行距離は464キロとなります。
出場チームは海外7チームを含む19チームが予定されていて、大会初日の8日は、第1ステージとして『印南かえる橋周回コース』、9日は、第2ステージとして『古座川清流周回コース』、10日は、第3ステージとして『熊野山岳コース』、最終日の11日は、第4ステージとして『太地半島周回コース』と、和歌山と三重にまたがる紀伊半島南部を舞台にレースを繰り広げます。
和歌山放送では、レースの模様を現地レポートやレース結果、翌日の見どころなどをお送りします。

ツールド熊野実行委員会会長で株式会社キナン会長の角口賀敏さん(左)