節分の日のきょう(3日)、和歌山県内の寺院で豆まきが行われました。
このうち、和歌山市の紀三井寺では、きょう午後4時から豆まきが行われ、前田孝道(まえだ・こうどう)貫主と、ことし(2016年)年男の8人がやぐらにのぼり、福豆のほか、県内11の企業や個人から寄附されたお菓子やタオル、かまぼこなどをまくと、去年より100人多いおよそ400人の参拝客が、福を求めようと一生懸命に手を伸ばしていました。
参拝した小学生らは「お菓子がいっぱい取れました。楽しかったです」などと話していました。
また、ペルーから留学している19歳の男性は「参加して楽しかったです。チョコレートのお菓子と豆をもらいました。こういった日本の文化はすごいと思いました。」
紀三井寺の前田泰道(まえだ・たいどう)副住職は「壇上にいるとみなさん福を求めているのだと思いました。最近、いろいろな事件があり、ことしこそは平穏な、人の心が温まる1年になるといいと思います」と話していました。
このほか、県内各地の寺院でも豆まきが行われ、参拝客らが福を求めていました。