和歌山県内の生活研究グループのメンバーが集まり、農業などを通じて地域活性化について話し合う今年(2015年)度の「むらとくらしを考える会議」がきょう(3日)、和歌山市の県自治会館で開かれ、地域活性化活動に貢献したグループが表彰されたほか、活動事例の報告などが行われました。
この会議は県生活研究グループ連絡協議会と県が主催して毎年行われているもので、きょうはおよそ160人が集まりました。
会議の冒頭、長年地域活性化活動に貢献した九度山町の「真田いこい茶屋」と新宮市の「熊野川産品加工組合」が仁坂吉伸知事から表彰されました。
このあと、協議会の坂口富子(さかぐち・とみこ)会長があいさつし、「農業が産業として未来に夢をつなげるよう、最新の技術を取り入れ、若い人に農業分野への関心を高めてもらうことが大切だ」と述べました。
また、仁坂知事もあいさつで「6次産業化やブランド価値の向上など課題を乗り越えれば収入は上がる」と述べました。
会議では日高地方生活研究グループ連絡協議会が行っているシカ肉のPR活動や本宮町生活グループ静川やまびこ会が販売している古道弁当の販売活動が紹介され、参加者は今後の活動の参考にしようとメモを取っていました。