住居の購入を巡るトラブルを装い、婚約者の男性から550万円をだまし取ったとして、御坊警察署はきょう(2/3)、37歳の無職の女を詐欺の疑いで逮捕しました。
捕まったのは、滋賀県・野洲(やす)市の無職、中野(なかの)ひとみ容疑者37歳です。
警察の調べによりますと中野容疑者は、おととし9月中頃、婚約していた41歳の男性に、「結婚して一緒に住むための住居を日高町内に購入しようとしたが、民事裁判になりお金がいる」などと嘘を言って、男性から550万円をだまし取った疑いです。
被害者の男性が、おととし12月に入籍した後も中野容疑者から金を要求され、応じないと離婚を求められたことから、結婚詐欺ではないかと、去年10月御坊警察署に被害届を出しました。
警察が調べたところ、中野容疑者が関わったとする民事裁判は存在しないことなどがわかり、きょう、中野容疑者を詐欺の疑いで逮捕しました。
中野容疑者は、「金をだまし取った」と容疑を認めています。
警察では、中野容疑者が、被害者の男性からさらに金をだまし取ったものとみて余罪を追及するとともに、他に被害者がいないか、捜査しています。